上リボン: 逸品だより


≪日 時≫  平成12年8月4日(金) 15:00〜17:00

≪場 所≫  静岡呉服町名店街事務局3階会議室

≪出席者≫  池田、鈴木、大野、大友、横山、近藤、長谷川、渡辺、奥山、綱島、書記(吉村)  敬称略・順不同

■議   題■

【1】池田さんイタリア旅行の話

【2】メンバーの『逸品』紹介(B−CROP:大野さん)

【3】商店街のあり方

【4】お知らせ&次回開催予定

■内   容■

【1】池田さんイタリア旅行の話

@イタリアの国事情

昨年9月に旅行したときと今回(7月)との違いは治安が良くなったこと。トレビの泉にも変な人は少なかった。

→ 今年は2000年で節目にあたるため、ローマ バチカンへ巡礼に来る人が増えたためか?まだ7月だからか観光客も少なく、あまり混んでいなかった。

Aイタリアの商店

イタリアもセール期間であったが、日本のようにメチャクチャ安くするというセールではない。せいぜい30%OFF程度。(池田さんはオシャレなカジュアルシューズを1足13万リラぐらい(約8,000円)で購入)

タオル専門店(フィレンツェ)

この店はタオル、バスタオル、シーツ、バスローブぐらいしか品物は扱ってないが、良い品物を扱っており、手触りがとても良い。また、オリジナルでタオルに刺繍が施してあり、その店のオリジナリティをだしている。

メガネ専門店

既製品の老眼鏡だが、オシャレなデザインや色使いでとても老眼鏡には見えない。折りたたみ式の物もあり、ケースはまるで口紅のようである。(日本の既製品は地味でいかにも老眼鏡という感じだが・・・)

お酒

おみやげにグラッパ(Grappa)を頂きました。グラッパとはブランデーの一種で、普通ブランデーというと、ほとんどは赤ぶどうの蒸留酒なのですが、このグラッパは、白ぶどうの絞り粕を発酵して、蒸留したお酒だそうです。イタリアとフランスのごく一部にしかないお酒です。ビンの形も変わっていて、中にハーブ?が入っています。

(今回は昼間の会議でみなさん仕事中でしたので、頂くのは次回 夜の会議でいうことになりました。みなさん是非次回出席して一緒に頂きましょう!)

イタリアの写真

Bインターネット

ホテルの室内でパソコンをインターネットに接続しようとしたところ、ホテルの交換機がデジタルだったため、接続することができなかった。(モデムがアナログなため)

昨年泊まったホテルは、大丈夫だったそうです。また、公衆電話など直接アナログ回線になっているものなら接続できる。

デジタル式モデムにアナログを通すと壊れてしまう。現在池田さんのパソコンはすみやさんに入院中(修理中)ということです。海外のホテル内で使用する場合は、フロントに問い合わせる方が安心。

Cイタリアンレストラン

ベニスのレストランでは材料にシーフードを使った物が多く、観光客が大勢来るせいか値段が高め。

ベニス、フィレンツェ、ローマと同じイタリア料理でも、味付け、材料が違う。例えば

おまかせで頼むと、ベニスとフィレンツェでは白ワインが出てきたり、パスタも、トマトベースだったり、カルボナーラだったりする。日本料理でも地方によって味付けが違うのと同じ事か。

Dイタリア情報

・バチカン礼拝堂に25年に1度しか開かない門がある。そこをくぐると今までの悪事?を懺悔できる。今年は幸運にもその年だそうです。もちろん池田さんもくぐったようです。

修復も終了し、大理石も真っ白とのことでした。

今回、タケカワ カスミさんという方にガイドをお願いした。タケカワさんは、以前イタリアに在住し向こうで情報誌などを書いているイタリア通の方。今は静岡に住んでいるそうなので、何かあれば紹介していただけるそうです。

【2】メンバーの『逸品』紹介(B−CROP:大野さん)

「逸品研究会」今後の活動のヒントとなるよう始めた、メンバーのこだわりある逸品紹介。

第5回目は大野さん(B−CROP)です。

お酒好きの大野さんらしく、コレクションのブランデーを紹介してくれました。

@ブランデー(CAMUSコニャック)

平成10年、娘さんの卒業祝いにイギリスのロンドンへ行ったときに買ったもの。容器が陶器でバチカン美術館にあるシスティーヌ礼拝堂の絵(ミケランジェロ作)の一部。

Aブランデー(Hennessy XO)

友達からのプレゼントの品。日本では750ml入りだが、これは1g、1.5g入り。(写真左)

B女性の形をしたブランデー

女性の形をしたびんに布を着せ、帽子をかぶせたもの。後姿もセクシーで話題も盛り上がりそうなものです。

    

Cぶどうの形をしたグラッパとタイのウィスキー

かわいらしいぶどうの形をしたものやハート型のブランデーもありました。中身がいいだけだと、ある程度売れる量が決まってしまので、このようにいろいろとビンに趣向を凝らしたものが売られている。アメリカなどでは、ラベルのデザインを工夫したり売り方を研究している。

    

Dすずのカップ

すず製で取ってが象の形、側面の彫りがある、冷やしてビールを飲んだらおいしそうなカップ。こしょう入れもある。

【3】商店街のあり方

@昔使用していた物の公開

呉服町商店街は老舗も多く、各お店にも逸品がたくさんあるのではないか?せっかくなので、逸品フェアで公開してみたらどうか?

商店ということで、昔、使用していた古いレジ、そろばん、電卓を展示したらそれを目当てに来場する人も多いのでは?

竹茗堂さん・・・一番最初に出回ったレジ(当時200万ぐらいした)、FAXが倉庫に保管してある。倉庫には他にも古いものがある。

他にもお店にこんな古い物、おもしろい物があるという情報お寄せください!!

A商店の姿

大友さんの実家は昔、傘を作って売っていた。傘を乾かす広い土地を持っているなど、昔の商店は自分の家でものを作っていた。

洋傘やさんも、手元、骨、布地、別々に仕入れ、布を断って骨に張り手元をつけて売っていた。物を大切にしていたので、傘をその都度防水して使用したり、壊れたら修理していた。布団やさんも自宅に来て仕立てていたし、作業も家族みんなで協力していた。

イタリアのフェラガモも家内工業だった。

今は、500円で長い傘、折りたたみ傘など、なんでも揃うから、無くしてもまた買えばいい、という風潮。そして、安ければ売れるという考えがある。

しかし、使い捨ては良くない、高くても安くてもニーズに合えば購入するという人も大勢いるはず。

→ そこでしか売っていない何か付加価値(オリジナリティ)を付けて売る必要がある。

環境についても、原子力発電を増やそうとしている国は日本だけ。ドイツは原子力発電を止める方向。日本の自動販売機を全部廃止したら、原子力発電所 1ケ所はいらなくなるほど、自動販売機はエネルギーを消費している。

日本は急速に発展しすぎたのでは?等々、商店のあり方について討論されました。

【4】お知らせ&次回開催予定

@平成12年8月11日、25日(金)はお休みです。

A次回開催予定

平成12年9月8日(金)18:00

静岡呉服町名店街事務局3階会議室

次回は「私の逸品紹介」(長谷川さん予定)他の議題です。

(その後、鈴木さん、大友さんの予定)